1.基本的考え方(その1) - 「守破離」的発想からしても、先人の知的労作は大いに利用することが必要かつ重要です
一定の視点のもとに他人の文章の寄せ集めによるコピペ集(メモ)をきちんと作成することは重要です。しかしそれをレポートとして提出するのは不適切です。教員としては、いわゆる「
守破離」といった考え方に基づいて、皆さんが課題レポートを作成していただければと考えています。
元となる素材もアイデアも何もない中から、レポートや論文を作成することは困難ですし、効率的でもありません。レポートや論文のもととなる素材やアイデアのすべてを自分で作成・用意することも現実的には不可能なことです。他の人や企業がすでにおこなった調査や研究のデータやレポートを、自分のレポートや論文のためのネタ元(素材)として積極的に使うことは良いレポートを作成するのに有用ですし、必要不可欠なことです。
逆に、他の人や企業が既におこなっていることをきちんと調べて置かないと、既存のものよりもより良いレポートを作成することはできません。既存資料をきちんと検索し、重要な箇所をコピペしたメモ文書を作成していくことが、より良いレポートを作成するための第一歩です。
2.基本的考え方(その2) - レポート作成に際しても、「ポジショニング・アプローチ」的視点と「Resource-Based View」的視点の両方が必要かつ重要です
経営戦略や経営戦術の策定に際してきちんとした現状分析が必要なように、レポート作成に際しては、「レポートに関連する資料としてどのようものがあるのか?」「既存資料においてどのようなことが問題となっており、どこまで議論・分析が進んでいるのか?」、「既存資料において現在、何が重要な問題となっているのか?何が重要な課題とされているのか?」といった「現状分析」をきちんとしておくことが良いレポートを書くための必要条件です。
企業経営の分析においてポジショニング・アプローチ的視点とResource-Based View的視点の両方が必要なように、レポートや論文の作成においても、「どのような問題意識のもとに分析するのか?」ということとともに、「どのようなresourceが利用可能なのか?」ということが重要です。
「きちんとした問題意識を持つ」こととともに、「数多くの良質なresourceを利用する」ことが重要です。問題意識のないレポートは無意味ですし、良質なresourceを利用していないレポートは無内容です。
また良質なreourceを利用したとしても、それらのresource、すなわち、他者の文章をそのままコピペしてつなぎ合わせて「自分のレポート」として提出することは、他者のものを勝手に利用した「知的窃盗行為」であるだけでなく、他者のものを自分のものと偽る一種の「詐欺」行為です。
現代社会、および、企業間競争・製品間競争においては、他のモノマネではないこと、originalityによるdifferentiationが重要です。レポートのoriginalityとは、文章表現のoriginality、すなわち、「レポートの文章の起源(origin)が自分である」ということです。
自分の知的能力を高めるためには、適切なresourceを素材として「自分の頭できちんと考える」、「適切で分かりやすいoriginalな文章を自分で創り出す」ということが重要です。他人の文章をそのままコピペするという怠慢な行為をするべきではありません。単なるコピペだけのレポートは、「社会的不正行為」であるだけでなく、「知的自殺行為」です。
それゆえ下記の指示を厳守して下さい。指示が守られていない課題レポートは採点の対象としません。場合によってはペナルティや処分の対象となります。
3.厳守すべき事項(その1)- 複数のoriginal資料を利用すること、それらの出典を明示すること。明治大学生は、「明示」義務を守りましょう。
重要な事項・論点に関しては、必ず複数のオリジナル資料を参照し、それらを出典として記載しておくことが絶対に必要です。すなわち、「事項・資料・問題・企業などの解説WEBページ・紹介WEBページ」(あるいは、雑誌等の解説記事・紹介記事)、「まとめサイト」、「教えてサイト」、「業界研究サイト(就活サイト)」、「企業研究サイト」、「日本語版Wikipedia」などの解説サイト(以下、解説WEBページ等)のみに基づいて文章を作成することは絶対にしないでください。繰り返しになりますが、それは「知的自殺行為」であり、AI化の社会で生き抜く知的力を養うことにまったくつながりません。それら解説サイトが参照しているオリジナル資料を必ず参照し、それらオリジナル資料を出典として必ず記載しておいてください。
- 出典が明示されていない解説WEBページや解説サイトは、そのWEBページやサイト自体が大きな問題です。適切な引用や参考資料の明示がなされていないとすれば、「著作権法違反の疑いが強い」という意味で法的に大きな問題であるだけでなく、「コンプライアンス違反を平気で行っている」という意味でビジネス倫理的にも大きな問題です。そうしたWEBページや解説サイトを参考資料として挙げることや利用することそれ自体が適切ではありません。
- 解説WEBページ等の記述だけを見てレポートを作成するような手抜きは絶対にしないでください。既存のものとして何があるのかを調べるための時間短縮に使うのは適切ですが、その段階で止まっては、自分の頭で考えていないことになりますし、努力せずサボっていることにもなります。
そうした行為は、レポート作成を課題としてこなすことの教育的意味を損なうものとして教員の教育的意図に反する知的自殺行為です。そうしたことは社会のAI化イノベーションの中でたくましく生き抜くために必要な自分の能力(検索力・表現力・解説力などの情報力)を伸ばすことにつながらず、単なる時間の無駄です。
課題レポートの作成に際して、解説WEBページ等の記述を参照すること自体はレポート作成時間の短縮のためにも有用ですので構いませんが、そうした場合には、そうした解説WEBページ等が参照している元のWEBページや資料・データも必ず参照しきちんと読んでから課題レポートを作成して下さい。
- 特に断り書きがない限り、課題レポートの作成に際しては、重要な論点に関しては、解説WEBページ等以外に、5つ以上のWEBページまたは資料・データを必ず参照してください。また自分が参照・利用したWEBページまたは資料・データをすべて明示して下さい。
- 下記WEBページに示されている「レポート・論文の盗用等不正行為への注意」をよく読むとともに、それらに書かれている指示を遵守すること。盗用等不正行為に対しては、「定期試験での不正行為(カンニング)と同様の処分(その科目のみならず当該期の全登録科目の不合格や停学処分等)の対象となることがあります」ので注意してください。
4.厳守すべき事項(その2)- 教員が指定したスタイルで課題レポートを作成してください。佐野ゼミ生は、佐野ゼミのスタイルを厳守しましょう。
- 引用表記および図表の付け方に関しては、教員の別途指示に原則としてしたがって下さい。すなわち、図・グラフや表のすぐ下に出典を明記することや、佐野ゼミのスタイル・シートの「表番号」・「図番号」を利用してWordの連番機能を活用することが絶対に必要です。
- 「1頁の行数」、「1行の文字数」、「フォント」、「見出し設定」などの設定に関しては、下記に挙げたテンプレートファイルの設定にしたがって下さい。
- 表紙は不要です。明治大学経営学部「経営学部論文執筆要項」は論文に関する要項であるため、表紙を付け、そこに「論文タイトル」を記載することとなっていますが、課題レポートでは表紙および論文タイトルは不要です。
- 参考資料の出典表記に際しては、Who, When, What, Whereという4つの情報をその順に記載してください。具体的には、下記の4つの情報を、その順にきちんと記載しておくことが必要不可欠です。
1)「誰が著者なのか?」(個人名、集団名、組織名、企業名といった情報)
2) 「いつ発表(または作成)されたものなのか?」(本や報告書であれば出版年、雑誌記事であれば出版年と巻号、新聞記事・WEBニュース・プレスリリースであれば、発表年月日といった情報)
3) 「タイトルは何か?」(何についてのものなのか?)
4) 「どこで発表されたものなのか?」(本であれば出版社名、報告書であれば発行者名、雑誌であれば雑誌名、WEB資料であればURLといった情報)
下記に不適切な表記の例を挙げます。下記事例などを参考に記載をおこなって下さい。
不適切記載例1.平野勇治(2013)「デジタル化は映画の革命?」(2013/1/16)
https://chuplus.jp/blog/article/detail.php?comment_id=746&comment_sub_id=0&category_id=245
上記は、掲載日が異なる三つの記事を参照していることがわかるような下記のような表記に訂正することが必要です。
平野勇治(2013)「デジタル化は映画の革命?①」(平野勇治のミニシアターの映写室から)『中日新聞』2013年1月16日
https://plus.chunichi.co.jp/blog/hirano/article/245/746/
平野勇治(2013)「デジタル化は映画の革命?②」(平野勇治のミニシアターの映写室から)『中日新聞』2013年2月8日
https://plus.chunichi.co.jp/blog/hirano/article/245/814/
平野勇治(2013)「デジタル化は映画の革命?③」(平野勇治のミニシアターの映写室から)『中日新聞』2013年3月26日
https://plus.chunichi.co.jp/blog/hirano/article/245/975/
不適切記載例2.飯田陽一(2013)「航空機素材・製造技術の革新について」(2013/11)
https://www.cmi.iis.u-tokyo.ac.jp/event/20131112/20131112_03.pdf
上記は、東京大学生産技術研究所が2013年年11月12日に開催したシンポジウム「航空機製造技術の飛躍的な発展を目指して」(https://www.cmi.iis.u-tokyo.ac.jp/event/20131112/event20131112.html)で飯田陽一(当時、経済産業省 製造産業局 航空機武器宇宙産業課 課長)氏が14:10-14:30におこなわれた講演の資料です。上記の引用表示では、そうした「出典」に関わる情報の記載がまったく不十分です。こうしたシンポジウムでの講演に関する引用表記に関して決まった書き方はありませんが、例えば下記のように書くのも一つの方法です。
飯田陽一(2013)「航空機素材・製造技術の革新について」東京大学生産技術研究所開催シンポジウム「航空機製造技術の飛躍的な発展を目指して」講演資料、2013年年11月12日
https://www.cmi.iis.u-tokyo.ac.jp/event/20131112/event20131112.html
https://www.cmi.iis.u-tokyo.ac.jp/event/20131112/20131112_03.pdf
なお上記資料を引用した箇所で、「飯田陽一(当時、経済産業省 製造産業局 航空機武器宇宙産業課 課長)は、飯田陽一(2013)の中で・・・と書いている」といったような形でシンポジウムの報告者の肩書きを記載しておいて下さい。
不適切記載例3.「2019年 日本の広告費」解説―インターネット広告費が6年連続2桁成長、テレビメディアを上回る」ウェブ電通報 (dentsu-ho.com)
https://dentsu-ho.com/articles/7161
上記は、WEB記事の執筆者名が明記されていない点で不適切です。また発行主体が不明確な場合には、当該WEBページが掲載されているサイト名(この場合で言えばdentsu-ho.com)を記載するので構わないのですが、上記WEB記事は電通の広報局が発行主体であることが明記されていない点で不充分です。下記のような形で引用表示をするようにして下さい。」
北原利行(2019)「「2019年 日本の広告費」解説―インターネット広告費が6年連続2桁成長、テレビメディアを上回る」ウェブ電通報(電通広報局)、2020/03/11
https://dentsu-ho.com/articles/7161
不適切例4.「転換点に来たECプラットフォーマー」in-Pocket、2016年6月9日
https://www.i3design.jp/in-pocket/3013
上記も、WEB記事の執筆者名が明記されていない点で不適切です。また発行主体がサイト名にあるi3DESIGN社のサイトであることの記載がない点もあまり適切ではありません。
例えば下記のように記載しておいて下さい。
藤元健太郎(2016)「転換点に来たECプラットフォーマー」in-Pocket (i3DESIGN)
https://www.i3design.jp/in-pocket/3013
なお上記WEB記事は、同記事の中に記載されているように「アマゾンジャパンが物流代行サービスを強化 大型品や危険物、ワイン定温管理なども対応へ」『週刊 通販新聞』2016年6月2日(https://web.archive.org/web/20160605135753/http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2016/06/post-2527.html)という業界新聞の記事の意味を解説したものですので、そうしたネタ元の記事も必ず合わせて紹介しておいて下さい。
- 佐野ゼミの課題レポートでは、WEBページへのアクセス日の記載は、新聞記事、プレスリリース、論文、報告書など作成日が明記されているものに関しては上記の記載例に示されているように不要です。(明治大学経営学部「経営学部論文執筆要項」はWEBページが作成された年月日が記載されていない場合を基本的に想定したものです。)
5.厳守すべき事項(その3)- イノベーション視点から課題レポートを作成しましょう。
- イノベーション(Innovation)とは、「既存のもの、古いもの」を革新(innovate)して、「これまでなかったもの、新しいもの」を創り出すことです。そのため「革新(innovate)する前はどうであったのか?」という「既存のもの、古いもの」(革新の対象)に関する記述とともに、「革新(innovate)した後はどうなったのか?」という「これまでなかったもの、新しいもの」(革新の結果)に関する記述が必要不可欠です。
製品イノベーションに際して、技術的理由からどうしても「互換性維持」ができない場合がある。
例えば、ゲーム専用機では16ビットゲーム専用機から32ビットゲーム専用機への製品イノベーションの際にそうしたことが生じた。
これは、ゲームソフトのあり方がそれ以前と大きく異なるようになったため、ゲーム専用機において高度なポリゴン処理能力が必要とされるようになったためである。
ファミコンやスーファミなどのゲーム機のゲーム画面は、スプライト技術を利用した画面表示であり、立体感や遠近感が乏しかった。
これに対して、PSなど32ゲーム機では、ポリゴン技術を利用した画面表示となり、ドラゴンクエストのエンディング画面に関する下記の資料1に示したように立体感や遠近感が豊かに感じられるような画面になっている。
資料1 「CPUのビット数と画面表示文字との連関」
https://www.sanosemi.com/biztech/document/Game-Display-CPU-bit.pdf
こうしたゲームソフトの技術進歩の実現には、ゲームのハードウェアに関してradical innovationが必要であった。
そうした結果として、下記の資料2に示したように、8ビットゲーム機から16ビットゲーム機への製品イノベーションに際しては先発者(first mover)がセガのメガドライブ(1988)の1社だけであったのに対して、16ビットゲーム機から32ビットゲーム機への製品イノベーションに際しては先発者(first mover)がソニー、NEC、パナソニック(松下電器)、三洋電機、日本ビクターなど6社にまで大きく増加した。
資料2 佐野正博(2008,2020)「据え置き型テレビ・ゲーム機のCPU 種別構成の歴史的変化ver.2」2020 年度「技術戦略論」授業用資料
https://www.sanosemi.com/biztech/document/Game-Console-CPU-history-Ver2_1.pdf
このように製品に関する互換性がハードウェア的にもソフトウェア的にも維持されなかった場合には、多数の企業が新規参入することがよく見られる。
なぜそうしたことが起こるのかを具体的事例をもとに分かりやすく説明しなさい。
教員としては、いわゆる「守破離」といった考え方に基づいて、皆さんが卒業論文やレポートを作成していただければと考えています。
すなわち、元となる素材もアイデアも何もない中から、課題レポートを作成することは困難ですし、効率的でもありません。課題レポートのもととなる素材やアイデアのすべてを自分で作成・用意することも現実的には不可能なことです。他の人や企業がすでにおこなった調査・研究の成果を、課題レポートのためのネタ元(素材)として積極的に使うことは良い課題レポートを作成するのに有用ですし、必要不可欠なことです。
ただし自分の知的能力を高めるためには「課題レポートの文章のoriginが自分である」というoriginalityが決定的に重要です。他人の文章をコピペするということは、いわば「知的窃盗行為」(知的犯罪)であると同時に、自分の知的能力を無にする「知的自殺行為」です。
それゆえ課題レポート作成に当たっては、下記の注意事項を絶対に守ってください。
-
日本語版Wikipediaや、まとめサイトなどの記述だけを見て課題レポートを作成するような手抜きは絶対にしないこと。
そのような行為は、卒論やレポートの作成を課題としてこなすことの教育的意味を損なうものとして知的自殺行為です。そうしたことは社会のAI化イノベーションの中でたくましく生き抜くために必要な自分の能力を伸ばすことにつながらず、単なる時間の無駄です。
課題レポートの作成に際して、まとめサイト、教えてサイトやウィキペディアなどに類いするWEBサイトの記述を参照することそれ自体はレポート作成時間の短縮のためにも有用ですので構いません。しかしながらそのようにした場合には、そうしたWEBサイトの記述が参照している元のWEBページや文献資料を必ず読んでください。またまとめサイト、教えてサイトは原則として参考資料としては挙げず、それらのサイトが参照している元のWEBページや文献資料を参考資料として挙げるようにして下さい。。
-
引用文献や参考文献は可能な限りネタ元を探して、ネタ元に基づいて記述を行うこと
自分が利用使用している文献やWEBページが他の文献やWEBページに基づいた記述である場合には、可能な限り、オリジナルの文献やWEBページを探し出して、それに基づく記述にしてください。
前述のWikipediaやまとめサイトの記述に限らず、信頼できるWEBニュース記事、政府等の白書・報告書、あるいは、学術論文の場合であっても、引用元を見ずに引用の孫引きで終わらせるような手抜き行為は絶対にしないでください。
伝言ゲームなどでお分かりのように、他者の引用や孫引きを利用して文章を書くと、内容がどうしても不正確になります。また他者の引用だけでは、自分が知りたいことや内容記述に際して必要不可欠な事項が書かれていないことも多いので、オリジナルに当たることが絶対に必要です。
-
課題レポート作成に際しては、日本語版Wikipediaやまとめサイト以外に、5つ以上の参考資料[originalのWEBページまたは文献資料]を必ず参照すること。
なお参考資料の中には、下記に例示した「pdfタイプのまとまった資料」、または、「当該論点に関して数多くの資料に基づいて論じている学術的WEBページ」のいずれかを必ず1つ以上含むこと。
pdfタイプのまとまった資料の例
当該論点に関して数多くの資料に基づいて論じている学術的WEBページの例
-
参考資料の記載に際しては、Who, When, What, Whereという4つの情報、すなわち、Who(書いたのは誰か?著者・執筆者は誰か?あるいはどの企業・組織か?)、When(いつ書かれたのか?いつ発表または作成されたのか?)、What(タイトルは何か?)、Where(資料の掲載場所はどこか?どこの出版社なのか?どの雑誌なのか?URLアドレスは何か?)という4つの情報を必ず盛り込んでおくこと
卒論「企画」書、あるいは、卒論そのものに関して
下記の指示を守れていない方が何人もいらっしゃいます。そうした方の場合、1週間の間に卒業論文完成に向けて実際に何をされたのかが教員にはわかりません。
そうした方は「1週間の間に卒業論文完成に向けて何もされなかった」ものとして、すなわち、課題未提出として扱うしかありません。
この点はきちんとご注意下さい。1週間の間に1カ所しか追加・訂正がないというのもまったくの努力不足と言わざるを得ませんが、それと同じかそれ以上に「1週間の間に卒業論文完成に向けて実際に何をされたのかが教員にはわからない方」は困ったものと言わざるを得ません。
(1)新しく追加・修正した部分がわかるようにするためには、卒論の追加・修正作業を始める前にWordで下記のような手順を必ず実行してください。
a.WORDソフトの「検閲」タブ→「承諾」→「すべての変更を反映(L)」を選択してその時点までの修正をすべて本文に反映して下さい。
Macの場合は下記を参照してください。
wanichan.com(2015)「一度にすべての変更を反映するには」ワニchanのあっぷるわーるど
https://www.wanichan.com/office365/mac/word/2016/10/26.html
b.WORDソフトの「検閲」タブの部分をクリックし、「変更履歴の記録」と書かれた部分の背景がグレーになっており、変更履歴が記録される状態になっていることをきちんと確認してください。
Macの場合は下記を参照してください。
wanichan.com(2015)「変更履歴の記録をオンまたはオフにするには」ワニchanのあっぷるわーるど
https://www.wanichan.com/office365/mac/word/2016/10/31.html