ファミコン関連資料 — 開発経緯、国内出荷台数の推移ほか

1.ファミコンの日本国内出荷台数関連データおよび課題
 
図1.ファミコンの日本国内出荷台数の推移 1983-1988[単位:万台]

出荷台数 累積出荷台数
1983 44 44
1984 167 211
1985 368 579
1986 390 969
1987 178 1,147
1988 159 1,306
 
[引用元]『情報化白書1989』p.105
[原出典]任天堂発表資料
 
[課題1-1]上記のデータをもとに、下記のようなグラフを作成しなさい。
[課題1-2]ファミコンの日本国内出荷台数の推移 1983-1988に関して考察を加えなさい。
famicom-1983_1988
 
[課題1-3]下記の図2のグラフをクリックして拡大表示し、その拡大グラフが示すデータを自分で数値化して、ファミコンの日本国内出荷台数の月別推移 1983-1989に関するカラー化したきれいなグラフを自分で再作成しなさい。
 
図2 ファミコンの日本国内出荷台数の推移
上村雅之-1990-ファミコンメディア_その技術背景について-計測と制御』-29_6-p551-data
 
[課題1-4]課題1-1で取り上げたデータ、グラフとの一致点・不一致点を挙げなさい。
 
[課題1-5]課題1-3で作成したグラフに関して、世帯普及率の歴史的推移に関する考察など、課題2で挙げた考察と異なる内容の考察をしなさい。
 
2.ファミコンの製品開発関連資料および課題
下記の論文やWEB記事などの関連資料を基にして、下記の問いに答えなさい。
 
[課題2-1]「ファミコンに先行する製品にどのようなものがあったのか?」、「それら先行製品の技術的構成やスペックはどのようなものであったのか?」を論じなさい。
 
[課題2-2]ファミコンの製品開発に関して、「その開発のもとになった先行製品にどのようなものがあったのか?」および「先行製品に対するニーズから推測されるファミコンに対するニーズ」を論じなさい。
 
[課題2-3]ファミコンの製品開発に関して、「ファミコンに利用された先行モジュール製品や先行技術にどのようなものがあったのか?」を論じなさい。
 
[課題2-4]ファミコンの製品開発に関して、「ファミコンという製品のために新規開発されたモジュールにどのようなものがあったのか?」「なぜ任天堂はセガと異なり既存モジュールを利用しなかったのか?そのことについて任天堂および任天堂の関係者はどのように述べているのか?」論じなさい。
 
[課題2-5]キャラクター表示に関する技術的工夫など、ファミコンの製品設計に関わる思想・コンセプトを考察しなさい。
 
 
■ダウンロード可能な関連資料

  1. 日経トレンディスペシャル「任天堂「ファミコン」はこうして生まれた」
    http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20080922/1018969/
    【第1回】高野雅晴(1994)「テレビ・ゲーム黎明期からマイコン搭載機登場まで」『日経エレクトロニクス』1994年1月31日号
    【第2回】高野雅晴(1994)「電卓をあきらめてゲーム機ヘ」『日経エレクトロニクス』1994年4月25日号
    【第3回】高野雅晴(1994)「携70年代後半の専用LSIゲーム機時代」『日経エレクトロニクス』1994年5月9日号
    【第4回】田中正晴、高野雅晴(1994)「携帯型ゲーム機を発想」『日経エレクトロニクス』1994年6月20日号
    【第5回】田中正晴、高野雅晴(1994)「試行錯誤のなかから十字ボタンを見いだす」『日経エレクトロニクス』1994年7月4日号
    【第6回】高野雅晴(1994)「業務用ゲーム機の挫折をバネにファミコンの実現に挑む」『日経エレクトロニクス』1994年9月12日号
    【第7回】高野雅晴(1994)「業務用機の仕様を家庭用に,LSIの開発から着手」『日経エレクトロニクス』1994年12月19日号
    【第8回】高野雅晴(1995)「ファミコン誕生,家庭用ゲーム機の代名詞に」『日経エレクトロニクス』1995年1月16日号
    【第9回】高野雅晴(1995)「ディスクシステム,ROMの大容量化に押され短命に」『日経エレクトロニクス』1995年3月27日号
    【第10回】田中正晴(1995)「野村証券と通信アダプタを開発,ゲームは断念」『日経エレクトロニクス』1995年9月11日号
    日経トレンディのWEBサイトにおける2008年の上記連載は、もともとは『日経エレクトロニクス』1994年1月31日号~1995年9月11号に不定期連載された「ファミコン開発物語」の再掲載である。

  2. 上村雅之(1990)「ファミコンメディア その技術背景について」『計測と制御』29(6)
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/sicejl1962/29/6/29_6_551/_pdf

  3. 上村雅之(1995)「ファミコンの開発」『100 の技術者魂』 第1巻
    http://www.nsst.nssmc.com/tsushin/magazine/engineer_7.pdf

  4. 上村雅之(2005)「スーパーファミコンを開発「自分の能力知り、一生懸命が肝心」と」NEWS CIT(千葉工業大学)、2005年2月号
    https://www.it-chiba.ac.jp/cit_news/media/koyu/alumnus/20050215.html

  5. 上村雅之、細井浩一(2002)「(対談)ファミコンとは何だったのか ─ ディジタルな表象文化の成立」連続講演会 21世紀・知の潮流を作るパート2 第4回(表象テーマ領域)2002/12/18
    http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/s/um01/021218.htm

  6. 藤田直樹(1999)「「ファミコン」開発とビデオ・ゲーム産業形成過程の総合的考察 ―現代ビデオ・ゲーム産業の形成過程(3)」『經濟論叢』第163巻 第5・6号、京都大學經濟學會、pp.511-528
    http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/ronsou/10163504.pdf

  7. 昌谷大介、牛嶋健、照井琢磨、武松佑季、小山正太(2013)「ファミコンの創造神・上村雅之「ゲーム&ウオッチには勝てないと思っていました」」週プレNEWS、2013/4/27
    http://news.nicovideo.jp/watch/nw597390
 
■明治大学図書館にある資料
 
カテゴリー: ゲーム機, ゲーム機case, 任天堂case, 佐野ゼミ生用課題, 合宿・卒論用ケース課題, 統計データ, 製品イノベーション事例, 遅刻者・欠席者用課題 パーマリンク

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