2) 私的理由であるが事前に連絡・相談して欠席した場合は、欠席1回につき2,000字以上のレポートを提出してください。
3) 私的理由でなおかつ事前の連絡・相談なしに欠席した場合は、欠席1回につき5,000字以上のレポートを提出してください。
コストリーダーシップ戦略 | 「低コスト」化(lower cost)によって競争優位性を獲得しようとする戦略 |
差異化戦略 | 「差異」化(differentiation)によって競争優位性を獲得しようとする戦略 |
コスト集中戦略 | 「低コスト」化(lower cost)と特定セグメントへの「集中」化(focus)によって競争優位性を獲得しようとする戦略 | 差異化集中戦略 | 「差異」化と特定セグメントへの「集中」化(focus)によって競争優位性を獲得しようとする |
問3-2 家庭用据置型テレビゲーム専用機事業における製品開発・技術開発に関して最近のソニーが取っているさまざまな行動や決定を、「低コスト」化と「差異」化という視点から分析しなさい。そしてその分析結果に基づいて、ソニーの家庭用据置型テレビゲーム専用機事業が「コストリーダーシップ戦略」、「差異化戦略」、「コスト集中戦略」、「差異化集中戦略」のどれを相対的に採用していると言えるのかを論じなさい。
問3-3 家庭用据置型テレビゲーム専用機事業における製品開発・技術開発に関して最近のマイクロソフトが取っているさまざまな行動や決定を、「低コスト」化と「差異」化という視点から分析しなさい。そしてその分析結果に基づいて、マイクロソフトの家庭用据置型テレビゲーム専用機事業が「コストリーダーシップ戦略」、「差異化戦略」、「コスト集中戦略」、「差異化集中戦略」のどれを相対的に採用していると言えるのかを論じなさい。
問3-4 スマートフォン事業における製品開発・技術開発に関して最近のアップルが取っているさまざまな行動や決定を、「低コスト」化と「差異」化という視点から分析しなさい。そしてその分析結果に基づいて、アップルのスマートフォン事業が「コストリーダーシップ戦略」、「差異化戦略」、「コスト集中戦略」、「差異化集中戦略」のどれを相対的に採用していると言えるのかを論じなさい。
問3-5 スマートフォン事業における製品開発・技術開発に関して最近のサムスンが取っているさまざまな行動や決定を、「低コスト」化と「差異」化という視点から分析しなさい。そしてその分析結果に基づいて、サムスンのスマートフォン事業が「コストリーダーシップ戦略」、「差異化戦略」、「コスト集中戦略」、「差異化集中戦略」のどれを相対的に採用していると言えるのかを論じなさい。
問3-6 スマートフォン事業における製品開発・技術開発に関して最近のソニーが取っているさまざまな行動や決定を、「低コスト」化と「差異」化という視点から分析しなさい。そしてその分析結果に基づいて、ソニーのスマートフォン事業が「コストリーダーシップ戦略」、「差異化戦略」、「コスト集中戦略」、「差異化集中戦略」のどれを相対的に採用していると言えるのかを論じなさい。
取り上げる事例は、下記以外でも構わない。(例えば、「スポーツ業界におけるサッカーのJリーグが、プロ野球のセ・リーグ,パ・リーグ、バレーボールのVリーグ、バスケットボールのbjリーグに対して、どのような戦略に基づいてどのように持続的競争優位を獲得しようとしているのか?」といったような問いを自ら作って回答しても構わない。)
こうした二つのアプローチに関して、下記の問いに答えなさい。
http://www.sbbit.jp/article/cont1/15828
ソフトウェア1本あたりの開発費が歴史的にどのように推移してきたのかを調べるとともに、実際にそのような現象が起きているのかどうかを具体的に調べてみよう。
しかしそれにも関わらず、ゲーム専用機をパソコンとして使用することにはいくつかの問題点がある。そのことに関して、演算処理に関する技術的性能の問題や補完財としてのソフトウェアの問題などとの関連でわかりやすく説明しなさい。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20100723/350552/
川又英紀:日経情報ストラテジー
KDDI(2010)「水平分業」KDDI用語集、2010/08/24
www.kddi.com/yogo/経営・ガバナンス/水平分業.html?
KDDI(2010)「垂直統合」KDDI用語集、2010/08/24
www.kddi.com/yogo/経営・ガバナンス/垂直統合.html?
佐野正博(2013)「垂直統合 vs 水平分業」sanosemi.info,2013.03.23
https://sanosemi.info/archives/436
問9-2 製品の設計、開発、製造をすべて1社で行うやり方と、製品の設計、開発、製造をさまざまな会社と分業しておこなうやり方がある。このことに関して、Appleのスマートフォン事業を分析しなさい。そしてAppleのスマートフォン事業は、「垂直統合」「水平分業」という理論的規定のどちらかと一致するかどうかを考察し、一致していると考えられる場合にはどちらの理論的規定により近いのかを、一致していないと考えられる場合にはどのような理論的用語が用いられているのかを、説明しなさい。
問9-3 製品の設計作業と開発作業の相対的差異に関して、下記WEBサイトの事例などを例として調べてみよう。例えば、「Wii U GamePadの基本的なシステム設計作業とは何か?」「Wii U GamePadの開発作業とは何か?」ということを調べてみよう。
任天堂(2012)「社長が訊く WiiU GamePad編」
http://www.nintendo.co.jp/wiiu/interview/hardware/vol2/index.html
日経エレクトロニクス編集部「高精細化と個人化、そしてIP統合を推進」pp.24-31
夏野剛「重要なのは実質視聴率、伝送路は多様な方がよい」pp.32 -33
野澤哲生「第2部:4K/8Kへの道-綱渡りの技術開発、映像が伝送路に収まるか」pp.34-39
日経エレクトロニクス編集部「第3部:個人化の進展-放送と通信の壁が消滅へ、実現方式は群雄割拠」p.40
松浦晋也(2013)「2011年 地デジ放送へ全面切り替え、映像サービスが多様化」『日経パソコン』2013年9月9日号, pp.74-75
「激変!テレビ視聴-高精細画像、モバイル、動画配信が当たり前に」『日経TRENDY』 2013年9月号, pp.64-69
須藤修(2013)「インタビュー記事:既存のテレビに未来はない、挑戦のための基盤を構築」『日経エレクトロニクス』 2013年8月5日号, pp.67-70
material(素材、原材料) |
parts(部品) |
module(モジュール) |
product(製品) |
製品競争力の技術的規定要因としての、「製品設計」と「製品生産」
vs
「製品生産」(production)— 製品の生産の在り方にかかわる技術的決定に起因する競争力の差異
vs
技術的要因(自社技術などの利用可能な技術的資源の現在と未来、競合企業の技術の現在と未来)
関連参考記事
http://www.calsonickansei.co.jp/products/cp_module/
2.柳原雅彦(2000)「自動車におけるモジュール化 : コックピットモジュールの現状と将来像」『精密工学会誌』 66(7), pp.1016-1019
http://ci.nii.ac.jp/naid/110001368147柳原雅彦:トヨタ自動車(株)技術部門,「モジュール化設計・生産技術」特集の中の論文
3.梅田靖(2000)「モジュール化設計・生産の現状と展望」『精密工学会誌』 66(7), pp.1009-1011
http://ci.nii.ac.jp/naid/110001368145
4.村山裕一,鈴木和夫,山崎義雄(2000)「事務機のモジュール化」『精密工学会誌』 66(7), pp.10356-1038
http://ci.nii.ac.jp/naid/110001368151
5.今村聡,徳永仁史(2000)「工作機械におけるモジュール化設計と再構成」『精密工学会誌』 66(7),pp.1039-1042
http://ci.nii.ac.jp/naid/110001368152
6.林達彦(2013)「VWのモジュール化が進んでいる訳」日経Tech-On!, 2013/03/05 17:36
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130305/269512/
Henderson, B.D. (1974). “The Experience Curve Reviewed: V. Price Stability” Perspectives, #149 (The Boston Consulting Group)
http://web.archive.org/web/20050219045320/http://www.bcg.com/publications/files/experiencecurveV.pdf
佐野正博(2011)「Porter の競争戦略論的視点から見た経営と技術」p.2
http://www.sanosemi.com/biztech/document/Porter-Technology-Business2011.pdf
@IT情報マネジメント編集部「経験曲線」情報マネジメント用語辞典
http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0502/22/news112.html
ゲーム専用機はパソコンなどと比べて本体価格の割に「浮動小数点演算」能力がかなり高い。「浮動小数点演算」能力で性能評価がされることが多いスパコンとの比較でゲーム専用機の性能の「高さ」が比較される下記のような記事が書かれるのはそのためである。
しかしそれにも関わらず、ゲーム専用機をパソコンとして使用することにはいくつかの問題点がある。
ソニーは、PS2やPS3の製品イノベーションに際して、ゲーム専用機という狭い製品セグメントを超えた製品としてPS2やPS3を位置づけようと部分的には志向してはいたが、現実的にはうまくいかなった。
そのことについて、わかりやすく説明しなさい。
なお「整数演算」方式の処理性能が高いCPUは、「論理演算」の処理性能も高いと考えられる。それは、現代コンピュータが0と1という2つの数字だけを扱うことで、整数演算方式の算術演算用回路と、論理演算用回路を共通化することで、コンピュータのCPU回路に関する低コスト化を図っているためと考えることができる。
そのことに関して、演算処理に関する技術的性能の問題や補完財としてのソフトウェアの問題などとの関連でわかりやすく説明しなさい。
久夛良木健(2006)「「プレイステーション」市場の創出と次世代エンタテインメント機器開発への挑戦」武田計測先端知財団, 2006.12.26
http://www.takeda-foundation.jp/reports/pdf/ant0303.pdf
p.9ではPS2に関して、「当時の最先端のワークステーションの演算能力をはるかに超え、科学技術シミュレーション用の大型スーパーコンピュータ並の演算能力に匹敵する性能を有するものとなった。」と書かれている。
またpp.14-15では「PS3に搭載されている、セルプロセッサはOSなどを実行する汎用CPUコアと、シナージティックプロセスエレメント(PSE)と呼ばれる8個のコアがワンチップに収められたもので、・・・256GFLOPS(ギガフロップス、2560 億/秒)の高性能を有しており、PS3 では、極めてリアルな動作の動画の表出が可能で、さらにそれ以上の処理能力をセルプロセッサは有している。このことから PS3 というハードは単なるゲーム機としての画像処理能力をはるかに超えており、今後ソフトクリエータやユーザからの新しい要望を受けて、これまで予想されていないような、新しいソフトが開発されてくる可能性があり、このことはこれまでの商品開発の方向とは異なり、技術性能の極限をユーザに示すことで、新しい製品が創出されるという新しいビジネスモデルの提案がなされているといえよう。/さらに、このような PS3の超高速の処理能力を生かして、エンタテインメント以外での利用の可能性が提案されている。米国スタンフォード大学では「キュアー・プレイステーション 3」と名づけられた計画で、PS3のユーザの協力を得て、インターネット接続したPS3を世界中でつなぐことにより、一つのスーパーコンピュータとして利用する計画で、がんやアルツハイマー病といった難病の治療薬の開発のため、PS3を活用しようと計画されているものである。PS3のユーザはゲームなどのエンタテインメントで楽しんだ以外の時間を、この開発に活用するというものであり、これが実現すると PS3は単なるゲーム機ではなく、全く新しい寄与を行うこととなり、この進展が期待される。」
「セルプロセッサによる世界最速スーパーコンピュータ」pp.15-16など
livedoorコンピューター(2008)「一家に1台のスパコンを実現した PS3の CPU パワーの秘密」2008年4月18日 / 10:00
http://japan.internet.com/webtech/20080418/6.html
Gigazine(2009)「アメリカ空軍、軍用のスーパーコンピューターを作るためにPS3を2200台発注へ」2009年11月24日 18時34分00秒
http://gigazine.net/news/20091124_ps3_2200/
「浮動小数点数」日本語版ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/浮動小数点数
「論理演算」日本語版ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%96%E7%90%86%E6%BC%94%E7%AE%97