テレビ放送

テレビ放送に関して下記の課題を調べてみよう。

課題1.テレビ放送を、下記のような製品のシステム性という視点から分析するとともに、その製品システムがどのようにイノベーションを起こしてきたのかを整理してみよう。

製品のシステム性1>スポンサー-テレビ局-視聴者
製品のシステム性2>テレビ放送用撮影機器-テレビ放送用設備-テレビ放送電波・電波塔-テレビ放送受信用アンテナ-テレビ放送受信機-テレビ放送録画装置

課題2.テレビ放送に関わる主要なイノベーションの中で、モノクロからカラーへのイノベーション、および、2Dから3Dへのイノベーションを取り上げ、それらのイノベーションがどのように進行したのか(あるいはどのように進行すると予想されるのか)を論じなさい。
 なおその際に、そうしたイノベーションに関してneeds-wants-demandを区分した上で議論をしなさい。

課題3.上記のイノベーションの成功に必要であったこと(あるいは、必要とされるであろうこと)、上記のイノベーションの成功のための企業戦略に関して、バンドワゴン効果という視点から議論をしなさい。

課題4.「通信と放送の融合」といった議論にも示されているが、テレビ放送というサービスに対しては、それと競合するサービスが種々存在している。テレビ放送と競合するサービスに関して、過去にどのようなものがあったのか、現在において特に問題となっている競合サービスにはどのようなものがあるのか、近い将来において競合しそうなサービスにはどのようなものがあるのかを論じなさい。
 なおその際には、数値データでテレビ放送に対するdemandeの変化や他サービスとの競合を示すとともに、テレビ放送とラジオ放送などといった「直接」的競合だけでなく、人々の自由時間や余暇時間の使い方といった広い視点からの分析も行いなさい。

「参考資料および参考にすべき論点]
参考論点1>ラジオ放送の会社が、かってはテレビ放送の親会社であったこと
参考資料1>「視線争奪 タブー無し テレビ放送 60歳の岐路(上)」『日経産業新聞』2013年1月24日、1面

全世帯でどれだけテレビが年間にわたって見られているのかを調べた総世帯視聴率は、関東地区では1980年前後にピークの70数%を記録した後は、多少の変動はあれ長期的には減少を続け現在では65%を割るなど、10%を超える低下を記録くしている。

 

倉重光宏(2011)「事例研究(1):放送技術のイノベーション事例」『映像情報メディア学会誌』65 (8), pp.1153-1156

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