2) 「いつ発表(または作成)されたものなのか?」(本や報告書であれば出版年、雑誌記事であれば出版年と巻号、新聞記事・WEBニュース・プレスリリースであれば、発表年月日といった情報)
3) 「タイトルは何か?」(何についてのものなのか?)
4) 「どこで発表されたものなのか?」(本であれば出版社名、報告書であれば発行者名、雑誌であれば雑誌名、WEB資料であればサイト上の階層、および、URLアドレスといった情報)
平野勇治(2013)「デジタル化は映画の革命?①」
https://plus.chunichi.co.jp/blog/hirano/article/245/746/
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[修正後]
平野勇治(2013a)「デジタル化は映画の革命?①」(平野勇治のミニシアターの映写室から)『中日新聞』2013年1月16日
https://plus.chunichi.co.jp/blog/hirano/article/245/746/
[参考]本論考は3本の連載記事です。3本とも参考資料として参照した場合には、下記のように年の後に、a,b,c・・・というような記号を用いて掲載順に記載する必要があります。
https://plus.chunichi.co.jp/blog/hirano/article/245/746/
平野勇治(2013b)「デジタル化は映画の革命?②」(平野勇治のミニシアターの映写室から)『中日新聞』2013年2月8日
https://plus.chunichi.co.jp/blog/hirano/article/245/814/
平野勇治(2013c)「デジタル化は映画の革命?③」(平野勇治のミニシアターの映写室から)『中日新聞』2013年3月26日
https://plus.chunichi.co.jp/blog/hirano/article/245/975/
湯進(2018)「中国自動車市場の成長と“EV 革命”の動向」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcems/2/2/2_33/_pdf/-char/ja
↓
[修正後]
湯進(2018)「中国自動車市場の成長と“EV 革命”の動向」『中国経済経営研究』2(2), pp.33-49
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcems/2/2/2_33/_pdf/-char/ja
なお上記掲載の修正後のURLアドレスは、コンテンツの電子データに付与される国際的な識別子であるDOI(Digital Object Identifier)です。同URLでアクセスすると、本論文の場合には最終的には修正前のURLアドレスのhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/jcems/2/2/2_33/_article/-char/ja/にリダイレクトされます。
そのためhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/jcems/2/2/2_33/_article/-char/ja/をURLとして記載しても間違いではないのですが、リンク切れを防ぎ、永続的なアクセスを保証することを目的としたDOIを用いる方がベターです。
「2019年 日本の広告費」解説―インターネット広告費が6年連続2桁成長、テレビメディアを上回る」dentsu-ho.com
https://dentsu-ho.com/articles/7161
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[修正後]
北原利行(2019)「「2019年 日本の広告費」解説―インターネット広告費が6年連続2桁成長、テレビメディアを上回る」ウェブ電通報(電通広報局)、2020/03/11
https://dentsu-ho.com/articles/7161
また当該WEB記事は、電通広報局が発行している「ウェブ電通報」というコーナーの記事ですので、そのことも記載しておく方がベターです。
「転換点に来たECプラットフォーマー」in-Pocket、2016年6月9日
https://www.i3design.jp/in-pocket/3013
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[修正後]
「アマゾンジャパンが物流代行サービスを強化 大型品や危険物、ワイン定温管理なども対応へ」『週刊 通販新聞』2016年6月2日
https://web.archive.org/web/20160605135753/http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2016/06/post-2527.html
したがって、孫引き引用をせずに、その元々の記事を記載するようにしてください。
任天堂、有価証券報告書 2019年度
↓
[修正後]
任天堂(2020)『有価証券報告書 第80期(自2019年4月1日 至2020年3月31日)』
https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2020/security_q2003.pdf
また有価証券報告書の場合には、事業年度が第何期に該当するのか、および、事業年度期間の開始日と終了日を明記しておいて下さい。
さらに有価証券報告書は会社のIRライブラリーで公開されているのが一般的ですので、そのURLアドレスも必ず記載しておいてください。
任天堂「Wii バーチャルコンソール」
https://www.nintendo.co.jp/wii/features/virtual_console.html
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[web.archive.org上にデータがある場合の修正例]
任天堂(2006)「Wii バーチャルコンソール」
https://web.archive.org/web/20061010194521/www.nintendo.co.jp/wii/features/virtual_console.html、2006年10月10日
なおこのようにweb.archive.org上のURLアドレスを記載する理由は,自分の引用先のWEBページが実際に存在していたことをきちんと示すためです。URLアドレスとともにアクセス日を記入したとしても、自らが記入したURLアドレスがリンク切れになっていた場合には、自分の引用先資料が本当に存在していたのかどうかが証明できません。
しかしweb.archive.org上のURLアドレスを記載しておけば,ある特定の日時に実際に引用先資料が存在していたことを示すことができます。
例えば,下記のWEBニュース記事は、それが公開された当時のURLアドレスには既にデータがありません。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1309/13/news045.html
Expired:掲載期限切れです
この記事は,産経デジタル との契約の掲載期限(6ヶ月間)を過ぎましたので本サーバから削除しました。
このページは20秒後にITmedia ニュース トップページに自動的に切り替わります。
このように元のURLアドレス上にデータがない場合でも、下記のようにweb.archive.org上のURLアドレスを記載しておけば,当該のWEBページが実際に存在していたことを客観的に示すことができます。(なお下記WEBページは、2021年6月7日現在では、圧縮保存されており、解凍してからの画面表示となるためか、表示までに数分間かかりました。最初、何も表示されなくてもしばらくお待ちください。)
[web.archive.org上にデータがない場合の修正例]
任天堂「Wii バーチャルコンソール」
https://www.nintendo.co.jp/wii/features/virtual_console.html、2021年1月20日アクセス
飯田陽一(2013)「航空機素材・製造技術の革新について」(2013/11)
https://www.cmi.iis.u-tokyo.ac.jp/event/20131112/20131112_03.pdf
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[修正後]
飯田陽一(2013)「航空機素材・製造技術の革新について」東京大学生産技術研究所開催シンポジウム「航空機製造技術の飛躍的な発展を目指して」講演資料、2013年11月12日
https://www.cmi.iis.u-tokyo.ac.jp/event/20131112/event20131112.html
https://www.cmi.iis.u-tokyo.ac.jp/event/20131112/20131112_03.pdf
なお上記資料を引用した場合には当該箇所で、「飯田陽一(当時、経済産業省 製造産業局 航空機武器宇宙産業課 課長)は、飯田陽一(2013)の中で・・・と書いている」といったような形でシンポジウムの報告者の肩書きを記載しておくことが必要です。
蜂谷勝之、竹田真宣、古賀裕一郎、斉藤智美(2015)「世界自動車市場の変遷」JAMAGAZINE
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[修正後]
蜂谷勝之、竹田真宣、古賀裕一郎、斉藤智美(2015)「世界自動車市場の変遷」『JAMAGAZINE』(日本自動車工業会広報誌)49、pp.2-11
https://www.jama.or.jp/library/jamagazine/jamagazine_pdf/201508.pdf
さらにまた本論文をGoogle検索で見つけて,そのPDF版をダウンロードした場合には,そのURLを記載しておく必要があります。