イノベーション初期における法の問題 — 法的規制によるイノベーションの社会的普及の差異

旧世代の技術システムに対応した法的規制は、新世代の技術システムの社会的普及の妨げになることが多い。イノベーションの不確実性(「新世代製品の市場規模がどの程度になるのか?」や「新世代製品におけるdominant designが何になるのか?」などを事前に正確に予測することはかなり困難である)という問題とならんで、そうした旧い法的規制を変える必要があるという問題が先駆者のdisadvantageを構成する主要な要因の一つである。

(1) 19 世紀後半のイギリスにおける自動車に対する法的規制
(2) 電動自転車という技術革新の社会的普及の日中における差異の原因としての法的制度の差異
(3) セグウェイという技術革新の社会的普及に関わる法的規制問題
(4) ドローン(遠隔操作の無人飛行機)という技術革新の社会的普及に関わる法的規制・規制緩和および社会文化・地理的環境問題
(5) 自動運転自動車という技術革新の社会的普及に関わる法的規制問題
(6) グーグルグラスという技術革新の社会的普及に関わる法的規制問題および社会文化問題
 
[グーグルグラス関連]
 
[関連資料]
 
[考察してみよう]
問1 上記関連資料の佐野正博(2011)「イノベーションと法的規制問題— イノベーションにおける先駆者コストとしての「法的規制のクリア」」と同じような形式で、下記の製品イノベーションについて論じてみよう。

(1) ドローン
(2) 自動運転自動車
(3) グーグルグラス
 
カテゴリー: 佐野ゼミ生用, 佐野ゼミ生用課題, 遅刻者・欠席者用課題 パーマリンク