[前回の授業内容]2014.10.22 佐野ゼミ3年次授業内容
本日の授業内容
ポイント1.数値データは多様な意味をもっていること
数値データが持つ意味は多様であり、同一の数値データからさまざまなことを論じることができる。そうした多様性を引き出すためには、さまざまなグラフを作ることが有用である。
ex.1 「任天堂の売上高の歴史的推移」グラフ vs 「任天堂の売上高の対前年度比数値の歴史的推移」
ex.2 「民間企業勤務者の給与の階層別分布の歴史的推移」グラフ vs
「民間企業勤務者の給与の階層別割合(%)の歴史的推移」グラフ[積み重ね型タイプ] vs 「民間企業勤務者の給与の階層別割合(%)の歴史的推移」グラフ[非積み重ね型タイプ] vs 「民間企業勤務者の給与の階層別割合(%)の1994年度比の歴史的推移」グラフ
発見法的には、さまざまなタイプのグラフを自分で作成して、何が言えるのかを考えてみてください。たとえば、「任天堂の売上高の対前年度比数値の歴史的推移」グラフからはQ.1からQ.9までのような問題を見つけ出すことができます。
自分が論じたいこと、あるいは、自分が思いついた仮説にあわせて、それにもっとも適したグラフを作成することが必要です。「生活保護水準以下の収入の給与所得者が増加している」ことを示すためには、それに適したグラフがあります。