エジソンによる電球の発明(1879) というProduct Innovationに関するneeds視点からの説明

エジソンによる電球の発明(1879) というProduct Innovationを、いわゆるneeds視点から分析すると下記のように位置づけることができる。
 
1.産業革命の進展・普及にともなう、19世紀における大工場制度の普及
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2.夜間労働の出現・増大
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3.「夜間労働に対応する照明」=「明るくて安全でクリーンで手間のかからない夜間照明」に対するニーズの出現
needs1.照度のより高い照明(作業のしやすさや安全の確保、必要な照明装置の数を減少させることなどが可能な照明)
needs2.火事の危険度がより低い照明(ろうそくやランプなど燃焼プロセスを利用した照明よりも火事の危険度がより少ない照明)
needs3.ススなどで製品が汚れない照明(ろうそくやランプなど燃焼プロセスを利用した照明ではススの発生が不可避であるが、燃焼プロセスを利用しないことでススを発生することが原理的にない照明)
needs4.取り替えの手間が低い照明(ろうそくやランプよりも、「故障」率が低く、取り替え期間がより長い照明)
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4.上記のneedsを充足する照明装置としての白熱電球の発明
 
 
Innovationを経営技術論的視点から分析する際には、needsという用語を、下記の3要素に分けて論じる必要がある。
要素1.necessity・usefulness(必要であること、有用であること)
要素2.wants(欲求)
要素3.demand(需要)
 
問題 エジソンによる電球の発明(1879) というProduct Innovationに関わる上述のneeds1~needs4は、要素1、要素2,要素3のいずれに該当するのかを、下記資料を参考にわかりやすく説明しなさい。

http://www.sanosemi.com/document/sano-biztech-chap4.pdf

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