ゼミ活動の意義・目的

学問研究や精神労働(頭脳労働)も、スポーツや肉体労働と類似した構造を持っています。
 
場面場面における個別性・特殊性・普遍性を認識・把握した上での的確な判断力、長期間にわたる継続的遂行や長時間にわたる持続的遂行のためには強い意志力精神的忍耐力がどちらにも必要とされます。また、スポーツや肉体労働に肉体的俊敏性と体力が必要なように、学問研究や精神労働には知的俊敏性知力が必要です。
 
佐野ゼミでは、皆さんの判断力・意志力・精神的忍耐力を高めることや、頭の中の種々の「反射神経」や「筋肉」を鍛えるために、様々な実践的トレーニングをおこなっています。例えば、ネット上で課題に関連した数多くの数値データや議論・主張を粘り強く時間をかけて探し出してくる練習、数値データをグラフ化して歴史的推移=歴史的「革新」を可視化(「見える化」)してイノベーション論的視点から考察する練習などを繰り返し何度もおこなってきています。
 
 スポーツでも不断の練習(普段の練習)の成果が結果と強く関連していますが、学問研究や精神労働(頭脳労働)にも、そうした過去の実践的トレーニングの成果が如実に表れます。