理論的問題」カテゴリーアーカイブ

調査データの意味 — 視聴率の場合

テレビ番組やテレビ放送というサービスの評価に際しては、「視聴率」というデータが一般的に用いられている。しかしテレビを視聴している人々の割合を図るのに、現行の「視聴率」データだけでは不十分である。 というのも現行の「視聴率 … 続きを読む

カテゴリー: 佐野ゼミ生用課題, 理論的問題, 統計データ | コメントする

製品セグメント間の協調と競争

ある特定の製品への需要(demand)の変化は、「製品セグメント内部における競争」(同一製品セグメント内における異なる製品同士の間での競争)の問題と、「製品セグメントと他の製品セグメントとの間における競争」(異なる製品セ … 続きを読む

カテゴリー: 佐野ゼミ生用課題, 学問的考察, 理論的問題, 製品セグメント論 | コメントする

Design概念の理論的明確化の必要性

日本語のカタカナ表記におけるデザインという語の一般的意味と、英語におけるdesignという語の経営技術論的意味には差異がある。  これは英語におけるdesignという語が次に述べるような二重の意味をもっているからである。 … 続きを読む

カテゴリー: 佐野ゼミ生用課題, 学問的考察, 教員用メモ, 理論的問題, 製品アーキテクチャ論, 製品設計(Product design)問題 | コメントする

Dutch book — 投資の成功確率に基づく「合理」的な資源配分

賭けをして「絶対に儲かる」ような方法は数学的にはない、と言われている。 しかしながら、賭けの選択肢それぞれが当たる「正しい」確率を知っていれば、「絶対に損をしない」と期待できる賭け方の方法がある。 ■競馬レースにおける「 … 続きを読む

カテゴリー: イノベーション論, 佐野ゼミ生用課題, 学問的考察, 教員用メモ, 理論的問題 | コメントする

新聞記事や雑誌記事に対する批判的検討の必要性

新聞記事や雑誌記事をレポートや卒論で引用したり参考にしたりする際には、下記のような理由から十分な注意を払ってください。 その理由1>時間的制約が強い中で、Newsとして「それまでに報道されてはいない新しい事柄」を報道しな … 続きを読む

カテゴリー: 佐野ゼミ生用課題, 学問的考察, 教員用メモ, 注意事項, 理論的問題 | コメントする

製品のシステム性に対応したイノベーション — イノベーションにおける互換性問題

製品システムS1 — Product A1 + Product B1 + Product C1 +・・・+ Product Z1 ↓ ↓ 製品システムレベルにおけるイノベーション 個別製品レベルにおけるイノベ … 続きを読む

カテゴリー: イノベーション論, ゲーム機case, 任天堂case, 佐野ゼミ生用課題, 学問的考察, 教員用メモ, 理論的問題, 自動車case, 製品のシステム性 | コメントする

「範囲の経済」(economy of scope)効果

範囲の経済に関してはWEB上では下記のような解説がある。 dictionary.goo.ne.jp›MBA経営辞書「範囲の経済性」 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/mb/%E7%AF%8 … 続きを読む

カテゴリー: 佐野ゼミ生用課題, 学問的考察, 理論的問題 | コメントする

クリステンセンのイノベーション論 — 製品セグメントに関する性能下限と性能上限という規定要因

各製品セグメントごとに、製品がそれ以下の性能であれば顧客のwantsの対象とならなくなる(あるいは顧客のdemandがゼロになる)「性能下限」、および、製品がそれ以上の性能を持っていても顧客のwantsを増大させない(あ … 続きを読む

カテゴリー: イノベーション論, 佐野ゼミ生用課題, 学問的考察, 教員用メモ, 理論的問題 | コメントする

ゲーム専用機に関する「互換性重視」的技術戦略 vs 「性能向上重視」的技術戦略

製品市場における世代交代の実現を目指した製品イノベーションに際して、互換性確保と性能向上という二つの技術的目標はトレードオフ関係にあり、「旧世代機との互換性を新世代機において確保すること」(「互換性重視」的技術戦略)と「 … 続きを読む

カテゴリー: イノベーション論, ゲーム機case, 佐野ゼミ生用課題, 教員用メモ, 理論的問題 | コメントする

売上高研究費率と売上高営業利益率

日本における産業分野別の売上高に対する研究開発費率および営業利益率(2007年度から2011年度にかけての5カ年度平均)に関して、下記のように、全産業、製造業、電気機械器具製造業、情報通信機械器具製造業、化学工業、医薬品 … 続きを読む

カテゴリー: イノベーション論, 佐野ゼミ生用課題, 教員用メモ, 理論的問題 | コメントする

product に関するinnovationとproduction processに関するinnovationの区別と連関

Innovationを論じする際には、「何を対象としたものなのか?」「イノベーションによって何が進歩したのか?(あるいは何が退歩したのか?)」を論じる必要がある。 前者の「何を対象としたものなのか?」という問いは、「pr … 続きを読む

カテゴリー: イノベーション論, 佐野ゼミ生用課題, 学問的考察, 教員用メモ, 理論的問題 | コメントする

製品間競争に関する4つの技術的次元 — Function,Performance,Quality,Cost

企業間競争に関して技術の視点から問題となる主要な焦点は次の4つである。Innovationが企業間競争において有意味であるのかどうか、またどのようなadvantageを企業に与えるモノなのかという議論をする際には、下記の … 続きを読む

カテゴリー: イノベーション論, プリンターcase, 佐野ゼミ生用課題, 学問的考察, 教員用メモ, 理論的問題, 自動車case | コメントする

イノベーションの原因と条件 — 付随的要因vs本質的要因、既存要因と新規要因の区別

「なぜ1970年代にPC製品イノベーションが起きたのか?」という問いに対する学問的考察に際しては、PC製品イノベーションに関してさまざまな視点からの多面的=総合的考察が必要である。  PCという製品(product)の技 … 続きを読む

カテゴリー: イノベーション論, 佐野ゼミ生用課題, 学問的考察, 教員用メモ, 理論的問題 | コメントする

製品やサービスに関する「情報の非対称性」問題

「製品を製造している企業」(あるいは、サービスを提供している企業)と、「製品あるいはサービス(以下、サービスを含め製品と呼ぶことにする)を利用している消費者」との間では製品に関する情報の質および量が大きく異なることがよく … 続きを読む

カテゴリー: 佐野ゼミ生用課題, 学問的考察, 教員用メモ, 理論的問題 | コメントする